僕たちが医者になるまえに
- 荘子万能・徳田安春:著者
- 定価:1,500円+税
- 2019年6月1日 刊行 B5判 163ページ
- ISBN978-4-904865-44-6
本書は,ポッドキャスト『徳田闘魂道場にようこそ』で僕が医学生の頃に徳田安春先生やゲストの方々と話していたことをもやもやとしてまとめなおしました.
またそのもやもやを,身近なもやもや,ちょっと先のもやもや,これからのもやもやと三部に分け,それぞれ,サクッと考えられるもの,じっくり考えるもの,まだないものに対応させました.この本が皆さんにとって,自分は何を相手にする医者になろうか(であろうか),を考えるきっかけになりましたらこの上のない喜びです.
(荘子 万能)
目次
- 第一部 身近な“もやもや”
- もやもや ① 試験のため以外に,医学生は何を勉強すべき?
- もやもや ② 医学英語って,大事?
- もやもや ③ 症例提示は医学生のうちからできるべき?
- もやもや ④ 医学部から基礎研究者になることとは?
- もやもや ⑤ 医学部で基礎医学を学ぶ重要性とは?
- もやもや ⑥ 離島・へき地で働くのって,どういう感じ?
- もやもや ⑦ キャリアにおける「寄り道」はしていい?
- もやもや ⑧ 患者さんへの「共感力」ってどうすれば身につくの?
- 第二部 ちょっと先の“もやもや”
- もやもや ⑨ 合診療医,総合内科医,内科専門医,家庭医等の違いって?
- もやもや ⑩ Shared decision making(SDM)って,結局何?
- もやもや ⑪ 「情報の非対称性」をどう乗り越えるのか?
- もやもや ⑫ 「情報の非対称性」をどう乗り越えるのか?
- もやもや ⑬ 医師が疫学研究するということとは?
- もやもや ⑭ EBMって,要は「エビデンスが一番大事」ってこと?
- もやもや ⑮ 中山先生,Choosing Wiselyをどう思いますか?
- もやもや ⑯ 厚生労働省で医師は何ができる?
- もやもや ⑰ 「健康格差」はどれだけ問題なのだろうか?
- もやもや ⑱ EBMがあるなら,Evidence-based policy makingもある?
- 第三部 これからの“もやもや”
- もやもや ⑲ 新専門医制度がよく分かりません….
- もやもや ⑳ ICTで医療の何が変わる?
- もやもや ㉑ 医師はビジネスの世界で何ができる?
- もやもや ㉒ 患者さんの医療のかかり方は,今と昔で変化している?
- もやもや ㉓ 「医学」と「医療」の違いって?
- もやもや ㉔ ビッグデータって何?
- もやもや ㉕ ポリファーマシーって何?
- もやもや ㉖ これからポリファーマシーにどう取り組んでいけばよいのだろう?
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