Generalist Masters 7 総合診療・家庭医療のエッセンス 第2版
- 草場鉄周:監修/北海道家庭医療学センター理事長
- 定価:3,800円+税
- 2024年5月18日 A5 356ページ
- ISBN978-4-904865-72-9
目 次
- 序章 総合診療・家庭医療の歴史
- 第1部 人を診て探求する 8
- 1章 真の受診理由と病い体験
- 1 真の受診理由(Actual Reasons for Coming: ARC) 10
- 2 医療のゴール:ウェルビーイング 18
- 3 病い体験(Illness) 21
- 4 ヘルス(Health) 33
- 5 診療基盤としてのコミュニケーション 39
- 2章 患者をとりまくコンテクスト
- 1 患者をとりまくコンテクスト 50
- 2 家族というコンテクスト 60
- 3 その他の近位/遠位コンテクスト 78
- 4 コンテクストへの手がかり(Cues to context) 92
- 3章 医師と患者の意思決定
- 1 医師と患者の意思決定のタイプ 108
- 2 意思決定の共有プロセス 124
- 第1部を振り返って 136
- 第2部 視野を広げ連携する 138
- 4章 地域連携とチーム医療
- 1 域での普段からの連携ネットワーク 140
- 2 チーム医療と多職種連携 154
- 5章 地域へのアプローチ
- 1 Social Determinants of Health:SDHとは 182
- 2 地域包括ケア 201
- 第2部を振り返って 223
- 第3部 挑戦し振り返る 224
- 6章 健康問題の複雑性とケアの不確実性
- 1 複雑性 227
- 2 複雑性を伴う領域:多疾病罹患とは 237
- 3 不確実性 243
- 4 不確実性を伴う領域:検査で異常がない症状 251
- 7章 “癒し”と患者-医師関係
- 1 苦悩 265
- 2 健康とウェルビーイング 266
- 3 疫学転換と健康やウェルビーイングの意味の変化 267
- 4 現在におけるウェルビーイング 268
- 5 癒しを促進する諸要素 272
- 6 癒しを阻害する諸要素 278
- 7 癒しを促進するために家庭医が外来でできること 281
- 8 癒しを志向した外来を行うためのタイムマネジメント 286
- 9 最後に-癒しが難しいときに家庭医がすべきこと 289
- 8章 医師の多彩な立ち位置を拓く ― 客観的な第三者から注意深い当事者へ ―
- 1 病気にまつわるHowとWhy ― 汎用性の高い疾患の機序から,固有性の高い意味づけへ ― 302
- 2 意味付け:その体内でも体外でもない出来事 306
- 3 基準を使って患者を診る,患者に感じる違和感から自分の基準に気づく 309
- 4 病い体験と語りの様々な捉え方 314
- 5 客観的な第三者から,注意深い(Attentiveな)当事者へ 322
- 6 病い体験を軸にした臨床的アプローチ ― 注意深い当事者としてのレパートリー ― 326
- 7 家庭医にとっての多様な学び 332
- 8 2つの医師の熟達 344
- 第3部を振り返って 350
- 終章 総合診療・家庭医療への社会からの期待 ―総合診療専門医・家庭医療専門医へのエールー
- 総合診療・家庭医療への社会からの期待 352
- 索引 357