新・総合診療医学 病院総合診療医学編 第3版
監修のことば
総合診療医学の教科書のうち,病院総合診療医学編(青本)の改訂第3版が世に出る.
嬉しいことである.これも熱心な読者の応援に依るところが大きい.監修者を代表してたいへん感謝する次第である.
今回の改訂では,若手総合診療医が中心となって全面改訂を行った.全体のコンセプトから,項目立て,そして各項目のフォーマットなどまで,
全てについて若手医師の意見を取り入れた.本書は,医学生から研修医,総合診療専攻医,内科専攻医,コンバート医師(各科専門から病院総合診療医に転向した医師)など,
比較的初学者を対象とする.若手医師の目線で改訂を行なったことにより,今回の改訂第3版が,読みやすく,わかりやすい,実践的な教科書になってくれていると信じる.
目次
Foreword
改訂第3版の刊行にあたって
Preface
・研修医になるまでに求められること 研修医になってから求められること
・アウトプットの重要性
・医師のキャリアの多様性と成功の鍵
・GeneralistはPhysicianであれ
・欠かすことのできない基本の共通言語化を,若手医師でスクラムを組んで発信したい
・大変な研修医時代を乗り切るために―Boss managementをしよう―
・「異なる何か」との対峙
Ⅰ章 総合診療医のパーソナリティー
1 心構え―成長する研修医 成長しない研修医
2 多職種とのかかわり
3 感染対策
4 Choosing Wisely, High value care, Low value care
5 学会発表と論文発表
6 医療経済の常識
7 医療政策と医療専門家
8 医療の質とは
9 ジェネラリストの未来
Ⅱ章 学べ! 総合診療医学の基礎
1 診断プロセスを考えて見逃しを減らそう
2 診断エラーに陥らないために
3 臨床疫学・統計学の基礎
4 病歴聴取の基本
5 バイタルサイン
6 身体診察の重要性
7 入院の適応・退院に向けて
Ⅲ章 求めよ! 総合診療医として必要なスキル
1 プレゼンテーションの心得
2 カルテ記載の心得
3 総合診療医に必要な超音波の基本 POCUS : Point-of-Care Ultrasound
4 心電図の基本
5 血液検査を「賢く」使うために
6 尿定性・尿沈渣を使いこなそう
7 血液ガス検査
8 X線およびMRI画像検査の基本
9 各種培養
10 インフォームドコンセントのススメ
Ⅳ章 実践! 臨床現場における考え方
1 感染症の考え方
2 免疫不全の考え方
3 栄養の考え方
4 輸液の考え方
5 電解質の考え方
6 高齢者の診かた
7 くすりを処方するときのお作法
Ⅴ章 疾患名の前に病態を! 総合診療医の考える症候学
1 めまい
2 発熱+頭痛
3 発熱+咽頭痛
4 発熱+頚部痛
5 発熱+皮疹
6 発熱+入院
7 発熱+好中球減少
8 体重減少
9 浮腫
10 意識障害
11 ショック
12 頭 痛
13 呼吸困難
14 胸 痛
15 動 悸
16 失 神
17 嘔気・嘔吐
18 急性下痢と慢性下痢
19 急性腹症
20 吐血・喀血
21 下血・血便
22 黄 疸
23 排尿のトラブル(血尿,排尿困難,尿失禁)
24 腰背部痛のRed flag
25 認知症
26 けいれんとてんかん
Ⅵ章 病態で考える力を! 総合診療医の考える病態学
急性呼吸不全へのアプローチ 臓器システムと病態生理の2軸でアプローチする
1 心不全
2 喘 息
3 肺 炎
4 肺塞栓症(Pulmonary embolism: PE)
5 胸 水
6 心房細動
7 腹 水
8 肝酵素の上昇
9 急性腎障害
10 貧 血
11 血小板減少
12 リンパ節腫脹
13 単関節痛と多発関節痛
14 不安障害・抑うつ障害・身体症状症
15 アルコール依存症とアルコール離脱
Index




