②頭痛外来チャレンジケース
「日本の高価値医療」シリーズ②
【著者のことばより】
執筆者は日頃から数多くの頭痛患者を診ている先生方にお願いし、自らが考える高価値医療と低価値医療について思うとおりに書いていただいた。読者の理解をしやすくするために、指導医と総合診療医(一般内科医および研修医)の対話形式で執筆頂いたが、それぞれの個性が出ていると思う。非の打ちどころのない研修医もいれば、頭でっかちな研修医、弱気な研修医など様々あり、執筆者自身の研修医時代を反映しているのかと思える節もある。編集者自身、初めて知る記載も多く大変勉強になった。
目次
第1章 頭痛診療の基本を学ぶ症例
1 研修医が片頭痛と診断できなかった頭痛症例 2
2 トリプタンが“効かない”片頭痛 10
3 片頭痛予防薬の適応となる例 19
4 緊張型頭痛 ― 二次性頭痛やうつ病を除外する 27
5 急性副鼻腔炎 ― 患者との良好な関係構築こそ 高価値なケア 38
6 死亡率,後遺症率が高い細菌性髄膜炎を見逃さない 47
7 オタワくも膜下出血基準を7考慮し診断した,独歩受診のくも膜下出血による急性頭痛例 56
第2章 頭痛診療の応用力を学ぶ症例
8 薬剤の使用過多による頭痛(MOH):頭痛を治そうと飲んだ薬で頭が痛い? 68
9 群発頭痛の予防療法は患者のQOLを向上させる 78
10 反復性の一側頭痛 ― 三叉神経痛を的確に診断治療する 86
11 高齢者の頭痛 ― 巨細胞性動脈炎を見逃さない 95
12 動脈解離に伴う頭痛を見落とさない 102
13 頭痛治療に漢方薬を活かす113
第3章 多様性を学ぶ症例
14 可逆性脳血管攣縮症候群
― 念頭におくかどうかで救急外来診療の質が上がる 122
15 脳腫瘍による頭痛 131
16 低髄液圧症候群による頭痛 140
17 片頭痛が脳梗塞のリスクとなり得る
― 片頭痛診療の質を高める 152
18 脳過敏症候群 Cephalic Hypersensitivity Syndrome162
19 稀な頭痛に遭遇したとき ― 骨パジェット病の一例174
Appendix
炎症に伴う頭痛183
家族性片麻痺性片頭痛(FHM)184
INDEX185
編集協力:Alex Gregg
森脇 段
表紙:リュウキュウキンバト
(本永英治氏撮影)




