総合診療・家庭医療のエッセンス 第2版
Generalist Masters 7
【監修者のことばより抜粋】
本書は第2版とは言いながら,全面改定されており,全く新しい書籍と考えて頂いて良い.総合診療の背景に深く横たわる家庭医療学の本質を専門家の言葉で難解に語るのではなく,あくまでも初学者に理解して頂けるように多くの事例や図表を新たに作成して「わかる」ことを重視した.どうか,読者にはこの挑戦を受け止めて頂きたい.そして,著者に率直なフィードバックを頂ければ幸いである.
目次
序章 総合診療・家庭医療の歴史
第1部 人を診て探求する
1章 真の受診理由と病い体験
1 真の受診理由(Actual Reasons for Coming: ARC)
2 医療のゴール:ウェルビーイング
3 病い体験(Illness)
4 ヘルス(Health)
5 診療基盤としてのコミュニケーション
2章 患者をとりまくコンテクスト
1 患者をとりまくコンテクスト
2 家族というコンテクスト
3 その他の近位/遠位コンテクスト
4 コンテクストへの手がかり(Cues to context)
3章 医師と患者の意思決定
1 医師と患者の意思決定のタイプ
2 意思決定の共有プロセス
第1部を振り返って
第2部 視野を広げ連携する
4章 地域連携とチーム医療
1 域での普段からの連携ネットワーク
2 チーム医療と多職種連携
5章 地域へのアプローチ
1 Social Determinants of Health:SDHとは
2 地域包括ケア
第2部を振り返って
第3部 挑戦し振り返る
6章 健康問題の複雑性とケアの不確実性
1 複雑性
2 複雑性を伴う領域:多疾病罹患とは
3 不確実性
4 不確実性を伴う領域:検査で異常がない症状
7章 “癒し”と患者-医師関係
1 苦悩
2 健康とウェルビーイング
3 疫学転換と健康やウェルビーイングの意味の変化
4 現在におけるウェルビーイング
5 癒しを促進する諸要素
6 癒しを阻害する諸要素
7 癒しを促進するために家庭医が外来でできること
8 癒しを志向した外来を行うためのタイムマネジメント
9 最後に-癒しが難しいときに家庭医がすべきこと
8章 医師の多彩な立ち位置を拓く ― 客観的な第三者から注意深い当事者へ ―
1 病気にまつわるHowとWhy ― 汎用性の高い疾患の機序から,固有性の高い意味づけへ ―
2 意味付け:その体内でも体外でもない出来事
3 基準を使って患者を診る,患者に感じる違和感から自分の基準に気づく
4 病い体験と語りの様々な捉え方
5 客観的な第三者から,注意深い(Attentiveな)当事者へ
6 病い体験を軸にした臨床的アプローチ ― 注意深い当事者としてのレパートリー ―
7 家庭医にとっての多様な学び
8 2つの医師の熟達
第3部を振り返って
終章 総合診療・家庭医療への社会からの期待 ―総合診療専門医・家庭医療専門医へのエールー
総合診療・家庭医療への社会からの期待
索引





